琵琶処 | 雅楽の部屋

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そもそも…
『雅楽』って何?

日本の伝統音楽の「雅楽」

琵琶奏者の管理人もわかっていません、が!

だからこそ、ここでおさらいしておきたく部屋を開設します

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雅楽とは・・・?

平安時代中期に完成された世界最古最高の古典芸術が雅楽(ががく)です。

もともと日本にあった古来の音楽と、アジア大陸各地から伝来した外国音楽が融合したもの。

大宝元年(701年)に大宝令によって創設された雅楽寮で管理された外来音楽と舞です。

「その時から、今現在に至るまで『ほぼ変わることなく継承され続けている音楽』です。

世界を見ても1300年以上に渡り、変わることなく存在する音楽はとてもレアケースです。

雅楽には歌中心のもの、舞が中心のもの(舞楽(ぶがく))、合奏だけのもの(管絃(かんげん))の3種類があります。

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雅楽由来の地図

雅楽=日本古来のもの+朝鮮半島から来たもの(高麗楽(こまがく))+中国・インド方面から来たもの

だから雅楽はこの二つが双璧となっています。

古代朝鮮半島から来た音楽を右楽(うがく)、右方(うほう)、高麗楽(こまがく)といいます。

当時の朝鮮半島の国々は(高句麗(こうくり)・百済(くだら)・新羅(しらぎ)の国々、渤海(ぼっかい)です。

そして、中国・インド方面より入ってきた音楽を左方(さほう)、左楽(さがく)、唐楽(とうがく)としています。

当時の天竺(てんじく・インド)や林邑(りんゆう・ベトナム)、唐(とう・中国)の地域からやってきた人や、遣唐使が持ち帰った音楽です。

現在披露される雅楽は後者の左方(さほう)、左楽(さがく)、唐楽(とうがく)が多いです。

雅楽が聞ける場所、、一番身近なのは、神社での奏楽でしょう。神社の雅楽は各神社の神職の方が修練して祭事や式典で奏楽を行っています。

そして、宮内庁の宮内庁楽部。

宮内庁の雅楽は、宮中の儀式、饗宴、春・秋の園遊会などの行事の際や、春と秋には皇居内楽部で演奏されています。特に秋の演奏会一般から観覧申し込み受付もしているほか、年に2回程度地方巡回公演と年に一度、国立劇場で公演があります。

宮内庁の楽部が演奏する雅楽は国の重要無形文化財、楽部楽師は重要無形文化財保持者に認定されています。

そして現在では上記以外の民間の雅楽会や講座がある施設、カルチャースクール発祥の雅楽団体、学校のサークル・部活動、団体に所属しない個人の雅楽教室があります。

それぞれメリットデメリットあります。それらを解説した「note」を見つけました。